はたらクラフト

AIの余った週間利用枠でスキル改善。間接的なトークン貯金

AIコスト・効率化

Claude CodeやCodexを使っていると、週間利用枠のリセット直前に「まだ結構余ってる」と思うことはないでしょうか。

ぼくはこの余った利用枠を、毎回エージェントスキルの改善に使っています。

スキルを改善すれば、その後スキルを使うたびにトークン消費が減ります。つまり余った利用枠を間接的に貯金しているのと同じです。

この記事では、ぼくがふだん実践しているスキルの改善方法を解説します。

動画で見たい方はこちら。

余った利用枠の有効な使い道はスキルの改善

ぼくが余った週間利用枠でいつもやるのは、スキルの改善作業です。送る指示は以下。

〇〇のスキルを成果物の品質、トークン効率、実行時間の観点で、改善点を優先度の高い順にドキュメントにまとめて。ドキュメントにはAIエージェントが対応しやすい粒度のPR分割計画も含めて

※PRはGitHubの機能であるPull Requestの略。PR分割計画は作業分割計画のような意味

改善するスキルは、利用頻度が高いものを選びます。使う回数が多いほど、改善で受けるメリットが大きいからです。

スキル改善は優先度は低いが、重要度は高い

後回しにされやすい一方で使うたびに恩恵が積み重なるスキル改善の構図

スキルの改善は優先度は高くないものの、重要度は高い作業です。

改善をしなくても、スキルは問題なく動きます。だから普段は後回しになります。

ですが、成果物の品質、トークン効率、実行時間が改善すれば、その恩恵は今後スキルを使うたびにずっと受けられます。

スキル改善はほぼAI任せなので、手間がかからない

PRを1つずつAIに指示してざっと確認する反復の流れ

このスキル改善作業の良いところは、ほとんど手間がかからない点です。

先ほどの指示でAIが改善計画を立てたら、あとは計画のPRを1つずつ対応させるだけです。

{改善計画ドキュメント名}のPR1を対応して

PR1が終わったら2、3と順番に進めます。対応内容のチェックは、おかしなところがないかざっと目を通すくらいで十分です。

最悪、スキルの品質が悪化したとしても、プロジェクトがGitで管理されていればスキルを丸ごと元に戻せます。Gitについては、非エンジニア向けGit入門で解説しています。

ぼくはこれまでスキル改善を何十回もやっていますが、スキルの品質が悪化したことは一度もありません。

モデルは最高レベル、思考レベルはMAXにする

セッションログ・スキル内容・変更履歴を全て踏まえてモデル最高レベル・思考レベルMAXで判断するAI

スキル改善には、Claude Fable 5.1かGPT-6 Astraを、思考レベルMAXで使っています。

スキル改善では、過去のAIとのセッションログ、スキル自体の内容、成果物の変更履歴を全て見てAIが判断します。かなり高度な作業なので、AIモデルも最高レベルにしています。

PRを分けるのは、AIが1つずつ対応する方が良い仕事をするから

複数タスクの一括依頼と1つずつ順番に完了させる進め方の対比

改善計画にPRの分割まで含めているのは、作業の粒度を適切に分けると、AIがより良い仕事をするからです。

人も、一度に10個の作業を頼まれるより、1つずつ順番に処理する方が良い仕事ができます。AIも同じです。

複数の観点のスキル改善を一気にやらせると、それぞれの作業で矛盾が出たり、ミスをしたりします。

分割計画に沿って1つ完了したら、それを踏まえて次へ。こう進めれば、AIはこれまでの作業を考慮しながら今の作業に集中できます。

Anthropicの公式解説Building effective agentsも、タスクを連続した段階に分けると1回ごとの作業が簡単になり、精度が上がると説明しています。

まとめの前に、お知らせを

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まとめ:余った利用枠をスキル改善で有効活用

この記事の要点は次の4つです。

  • 余った週間利用枠は、利用頻度の高いスキルの改善に使う
  • 手間はほぼゼロ。PRを順番に対応させ、ざっと目を通すだけ
  • モデルは最高レベル、思考レベルはMAX
  • PRを分けて順番に進めれば、AIの精度が上がる

スキル改善の指示を最後に載せておきます。

〇〇のスキルを成果物の品質、トークン効率、実行時間の観点で、改善点を優先度の高い順にドキュメントにまとめて。ドキュメントにはAIエージェントが対応しやすい粒度のPR分割計画も含めて

改善するたびに、スキルはどんどんレベルアップしていきます。次に週間利用枠が余ったら、よく使うスキルを1つ選んで試してみてください。

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