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【OpenAI推奨】Astraの性能を落とすルール・スキルの見直しポイント3つ

AI活用術

AIを使い込んできた人ほど、より良い仕事をさせるため、ルールやチェックをたくさん作っています。

しかし、そのルールやチェックがGPT-6 Astraにとっては、行動を縛る足かせになるとOpenAIが公式ブログで示しています。

そこでこの記事では、

  • 旧モデル向けの指示がAstraの足かせになる理由
  • ルールやチェックの見直しポイント3つ
  • 見直しを自分のプロジェクトに安全に適用する方法

を解説します。

動画で見たい方はこちら。

旧モデルのためのルールが、Astraの足かせになる

旧モデル向けの細かい指示がAstraの足かせとなり停止させる比較図

OpenAI公式ブログ「Rethinking skills and prompts for GPT-6 Astra」では、Astraに合わせてスキルや指示ファイルを見直す方法が解説されています。

旧モデルでは役立った指示や制約が、Astraでは逆効果になります。

ニュアンスや曖昧さの理解力が格段に上がったため、旧モデル向けの細かい指示がAstraの行動を縛り、結果を悪くするのです。

AstraはSolよりも有能な一方、指示ファイルに対してより敏感です。不明確な点や矛盾が指示にあると、推測で進めずに作業を停止します。

見直し1:AGENTS.mdには「どの作業で何を読むか」だけを書く

AGENTS.mdに全ルールを詰め込む例と作業ごとの参照先だけ案内する例の比較

1つ目の見直しポイントは AGENTS.md 。CodexなどのAIエージェントが作業のたびに必ず読む指示ファイルです。

よくある悪い例は、全作業の全ルールを AGENTS.md に書くことです。

1つの作業をするたびに無関係なルールまで読み込むことになり、コンテキスト(AIの記憶領域)を浪費して作業効率が下がります。

推奨される良い例は、作業に応じて必要なファイルだけを案内する以下のような書き方です。

- データベース操作時は `database.md`
- 文章執筆時は `writing-rule.md`
- コード修正時は `coding-rule.md`
を参照する

具体的な情報は各文書に譲り、AGENTS.md にはどの作業で何を読むべきかだけを書きます。

見直し2:スキルの説明文には「何をするときに使うか」を明確に書く

あいまいな説明文だと全作業に誤反応し明確な説明文だと正しい場面だけ選ばれる対比

2つ目の見直しポイントは、スキルの説明文です。

※スキルは特定作業の手順や資料をまとめたフォルダ

AIは依頼を受けるたび、全スキルの説明文を読み込んで依頼に合うスキルを選び出します。そのため、説明文があいまいだと依頼に合うスキルを選びづらくなるのです。

たとえば、スキルの説明に「文字を編集するとき」と書かれていたら、AIはあらゆる作業でそのスキルを使ってしまいます

「ブログ記事を書くとき」のように、「何をするときに使うスキルなのか」を明確に書く必要があります。

見直し3:細かい確認やチェックはやめて、ゴールだけを伝える

細かいチェック指示で停止するAstraとゴール指示で完了まで進むAstraの対比図

3つ目の見直しポイントは、判断の境界です。

判断の境界とは、「こういうときは確認する」「こういう検証をする」といった作業の進め方のルールを指します。

Astraは安全だと分かるまで作業を実行しない、判断力の高いモデルです。そのため、旧モデル向けの細かいチェックを残すと、文言を真に受けて本来進めてよい場面でも途中で止まってしまうことがあります。

作業の具体的な進め方や途中の判断はAstraに任せ、達成したいゴールだけを指示するべきです。たとえば、「読んだ女性が必ず買いたくなる化粧水の商品紹介ページを作成して」のようなイメージです。

詳しくはAIの能力を引き出す指示の出し方を参考にしてください。

3つを一気に直すのは危険。まずはAIに計画させる

見出し1つずつAIに計画させ人が確認して進める循環の流れ

SNSでは、公式ブログのURLをAIに渡し、一気にプロジェクトを最適化させる方法がよく勧められています。

しかし、一気に直すと変更規模が大きくなりすぎて、人の確認が難しくなります。AIが思い通りに動かなくなったときに、どこを直せばいいのかもわかりません。

ぼくがおすすめするプロジェクト最適化の方法は、ブログのURLと見出し1つを渡し、AIに計画を立てさせる進め方です。

公式ブログには4つの見出しがあるので、順に対応していきます。

  • Better skills
  • Up-to-date AGENTS.md
  • Decision boundaries
  • Persistence

具体的なAIへの指示例は以下です。

https://developers.openai.com/blog/rethinking-skills-and-prompts-for-gpt-6-astra の「Better skills」の見出しの内容で、このプロジェクトを最適化するための計画をドキュメントにまとめて

あとは、計画にそってプロジェクトを最適化していけばOK。最適化の対象が絞られるので、人もAIも作業内容を把握しやすいです。

1つの見出しが終わったら、同じ方法で他の見出しも対応していきます。

まとめの前に、お知らせを

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まとめ:AIが賢くなったら、ルールを見直す

この記事の要点は以下です。

  • AIが賢くなったら旧モデル向けのルールを見直す
  • OpenAI推奨の見直しポイントは AGENTS.md、スキルの説明文、判断の境界の3か所
  • OpenAI公式ブログの見出し1つ分ずつAIに計画させ、内容を確認しながら進める

まずは公式ブログのリンクと最初の見出しをAIに渡し、最適化を1つやってみてください。Astraの作業品質・トークン効率の向上を実感できるはずです。

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